こんにちは、アイリス幼児教育のあやです。
アイリス幼児教育では、2023年5月5日に都内のキッチンスタジオにて、お出汁の専門家・だしだんし先生(@tanishi201801)と共に、「 お出汁引きから始める 我が家流 『究極のおみそ汁』講座」を開催しました。
今回は当日の模様をご紹介します。
講座のスタートはお絵描きから
今回の講座は、お絵描きからスタート。
企画当初はおみそ汁作り実習後に行う予定でしたが、昆布を1時間程度水に浸しておく必要があったため、だしだんし先生とご相談の上、先に絵画の基本講座から行うことになりました。
上の絵は当日の見本として私が描いたものです。
お出汁引きから始めたおみそ汁、お父様もお母様も喜んでくれたしとってもおいしかったなぁと回想しているところをイメージしています。
そして、時間の関係もあり、ご飯、おみそ汁、焼き鮭と漬物はぬり絵を使用しました。
参加してくれた子どもたちには、クレヨン(クレパス)は色を混ぜることができると話した上で、焼き鮭をサーモンピンクに塗ることを覚えてもらったほか、白米や大根おろしなど白いものでも下地に薄く黄色や灰色を入れその上で白を重ねて混ぜると立体感が出るということを伝えしました。
そして忘れてはいけない配膳の知識も。
子どもたちそれぞれの絵を見ていると、白米の上に納豆を乗せる子、ゆかりふりかけを乗せる子、野菜のふりかけを乗せる子や卵かけご飯、目玉焼きを乗せる子もいたりとそれぞれとっても個性的!
それと同時に、ぬり絵からでも普段の食生活も垣間見えてくるなと感じた次第です。
お出汁引きとおみそ汁実習
ここからは私は撮影役に徹し、メイン講師はだしだんし先生にバトンタッチです。
まず初めに自己紹介から。
子どもたちには、お名前と年齢、そして好きな食べ物をそれぞれ発表してもらいました。
その後は味覚についてのお勉強を…といっても、紙芝居とクイズで楽しく学んでもらいました。
(どのような内容か気になる方は、ぜひ次回以降の講座案内を楽しみにお待ちください)
そしていよいよ、お待ちかねのお出汁引き。
1時間ほど昆布を浸けておいたお鍋の中身はどんな香りがしたのでしょうか?
最初は小さかった昆布も水分を含んでどんどん大きく広がり…
取り出す前に香りを確かめてみると
「うわぁ〜いい匂いがする!!」
と、各テーブルの子どもたちから歓声が上がりました。
そして感極まって(?)その場で取り出した昆布を「おいしいよ!」と言いながらモグモグ食べ始めるお子さんも。
昆布だけで引いたお出汁の香りを十分堪能したら、続いて鰹節の登場です。
ほとんどのご家庭で鰹節と言えば、市販されているすでに削られたものではないでしょうか。
今回は、鰹節と削り器をご用意し、自ら鰹節を削る体験もしてもらいました。
鰹節によって、荒削りでザクっとした削り心地のするもの、本体が柔らかめでシャッと細かく削れるもの等、ひとことで鰹節と言ってもやはり個体差があり、香りも形状も異なることがわかります。
スタジオ全体に広がる鰹節の良い香り…お昼を前に子どもたちもお腹が空いてきた子もいたようです。
そして力と根気のいる作業に「ふぅ」と一息つく場面も。
鰹節が必要な分だけ削れたら、昆布の旨味が滲み出たお出汁に鰹節を入れていきます。
さぁIHコンロをスイッチオン!
お湯が沸々としてきたら削りたての鰹を入れてタイマーをセットし、ピピピッとなるまで鰹節がお鍋の中を縦横無尽に踊る姿を観察します。
時間がきてタイマーが鳴ったら一度スイッチオフ。
次の工程は「ザルにこす」ですが、その前に一度鰹の香りを堪能してもらうことに。
するとあちらこちらから「昆布と鰹が混ざってもっといい香りがするね〜」とお出汁の香りを楽しんでいる様子の声が聞かれました。
お出汁引きはこれで終了。
このお出汁からどんな究極のおみそ汁ができるのでしょうか?
今回、おみそ汁の具材はご家庭で好きなものを事前にカットし持参をお願いしていました。
「子どもが自分で好きな具材を決め、切ってきました」
「うちのおみそ汁で一番人気の具はこれなんです」
などなど、皆さん準備段階から楽しんでいただけている様子がこちらにも伝わってきます。
お出汁引きが完了したお鍋を再度IHコンロに置き、沸騰したところで具材を投入。
全体的に火が通ったら再び加熱を止めて、お味噌を溶いていきます。
「カレーのルーを溶くのと同じやり方だね」と言いながら味付けも完了。
さて究極のおみそ汁のお味は?
「すーっごくおいしい!」
「こんな美味しいおみそ汁初めて食べた!」
と、お子さんたちが口々にお話してくれました。
さらに、だしだんし先生からのアドバイスで温めた鰹節を追加で入れると…あら不思議!
風味が増しておみそ汁の味もより豊かなものになりました。
「この一手間で、結構味が変わるんですよね」と先生。
さらに先生からサプライズで、お出汁を引いた後に残った昆布で作った佃煮、残った鰹節はおかかへと炊き立ての白米と共にご飯のお供も用意していただきました。
食材を無駄にせずに活用する方法を知った保護者の方々も目から鱗だったようです。
実食後、子どもたちは行動観察プレ講座へ
今回の講座は、お出汁引きとおみそ汁作りだけではまだまだ終わりません。
何を隠そう…お出汁引きとおみそ汁作り講座のメイン講師を務めていただいた、だしだんしこと松野貴則先生は現役の役者さん(さらに学習塾の先生という一面も)でもあります。
そこで、松野先生にご相談し今回の行動観察プレ講座のテーマを
子役のようにキラリと輝く子になる!
行動観察プレ講座
〜芝居の稽古を通して内面から表現力を磨く〜
とさせていただきました。
このプレ講座は、夏期に向けてアイリス幼児教育が新規開設する行動観察講座のダイジェスト版です。
あなたもよくご存知の通り、子役で活躍されているお子さんの中には、有名私立小学校に通われているお子さんも非常に多いです。
私は松野先生とお話した際、役者さんがどのようなお稽古をして内面から自身を輝かせていくのか教えていただき、これは行動観察や面接、個別考査対策に繋がると確信しました。
ということで…
内面から溢れるキラキラの笑顔でハキハキと先生方のご質問にお答えし、
お友達の気持ちやその場の状況を素早く感知し
自分の役割を果たすことができるお子さんになる方法
知りたくないですか?
アイリス幼児教育が今夏から開講する新しい行動観察講座では、モニター越しでも輝く子役の皆さんたちが行っていることを小学校受験対策用に再構成し、実践してまいります。
- 人前に出ると緊張して声が出ない
- 慎重な性格で初めてのお友達と関わるのが苦手
- お友達の気持ちを汲み取りきれない時がある
- 先生の指示を聞き逃してしまうことがある
- 緊張する場面でついふざけてしまいがち
などのお悩みをお持ちの方のお役に立てれば幸いです。
本記事では詳細をお伝えすることはできませんが、ぜひご期待ください。
▼公式LINEにて優先案内希望はこちらから 現役の役者さんから学ぶ「子役のようにキラリと輝く子になる行動観察講座」のご案内を希望される方は、公式LINEより「行動観察講座の優先案内希望」とご連絡ください。 |
保護者の方向け願書関連セミナー
お子さんたちが行動観察プレ講座を受講中、保護者の方には私の方から「願書に相応しいエピソードの育て方」というセミナーをお届けしました。
願書に関するご相談を多く受ける中で、ほとんどの方がお子さんのエピソードに関して悩まれています。
「これって平凡すぎますか?」
「他のご家庭のように立派なことは何もできていないのですが…」
お話を聞けば聞くほど、エピソードに対して多くの方が誤解しているようです。
そこでセミナーでは、お子さんらしさ、ご家庭らしさが表現できるエピソードの見つけ方と育み方をお伝えしました。
参加者様からのご感想
今回の講座は全体で3時間という長丁場。いろいろなものを詰め込んだ結果ですが参加者の方はどのように感じられたのでしょうか。
講座後にお寄せいただいた感想をご紹介します。
子供はもちろん、私自身も、お出汁から丁寧に作ったお味噌汁の美味しさに感動しました。
子供があんなに美味しそうにお味噌汁を食べているのを見たのは初めてです。前日の具材の準備においても、何を入れるか自分で考えて決め、豆腐を自分で切ったことが本人にとって印象深かったようでした。
本日鰹節削りを体験させていただいたことも大変貴重な経験となりました。
本日の講座において得たものから、より本人の好奇心に繋がるような日々の関わりが出来るように活かしていきたいと思っております。
また、だしだんし先生やあや先生にお褒めいただけたことが本人もとても嬉しい様子で「次はいつ行くの?」と、またあや先生にお会いできる時が来ることを期待しておりました。
学び、気づきの多い1日をありがとうございました。
K様より
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
出汁をとる作業を、家庭でもほとんどしていなかったので、親も改めて学ぶことができました。
普段同じような市販の味付けばかりになって、それは仕方ないと思っていましたが、 今回の授業を通して、一手間かけることの大切さを再認識しました。
子供は全てが初めての経験だったので 楽しく参加していたと思います。
子供が、鰹節や昆布を素材のまま美味しそうに食べる姿にはびっくりしました。また、子供が出来上がった味噌汁をほんとに美味しそうに食べており、普段は味噌汁を残してしまうことが多かったので、これから出汁を取ろうという決意に変わりました。
素材を丁寧に扱えば、 子供の味覚は、しっかり育つんだなぁと、 反省しきりでした。
そしてあや先生が味噌汁をテーマに絵画、巧緻性の授業をやってくださり、子供の体験もしっかり記憶に残ったと思います。
だしだんし先生がそのあと行動観察の授業をしてくださったのですが、子供が自然に声を出せる環境を作ってくださり、普段の授業では学べないことをたくさん吸収できたと思います。
あや先生の願書のご指導までいただき、 子供のどこを見るのか、親の姿勢もまた新たに考えることができました。
他のお教室では体験できない、素敵なイベントでした。
ありがとうございました!!
I様より
子供が美味しいたお味噌汁を、2杯もおかわりしたのがとても印象的でした。
実際削るところから体験出来たのは良い経験になりました。
鰹節が苦手だったはずの子供が、おかかや削ったものをパクパク食べていたので、苦手食材の克服方法を教えて頂けた良い機会になりました。
O様より
この度は、貴重な機会を頂きありがとうございました。
親子共に楽しんで参加することが出来ました。
真剣に鍋の中の昆布の状態を観察している娘の姿や、「おいしーい!」と目を輝かせてお噌汁を飲んでいた姿が印象的でした。早速、帰り道に昆布を買い、本枯鰹節と削り器を購入したので、お味噌汁を作るのが楽しみです。
出汁は地味ですが、お料理の縁の下の力持ちといいますか、なくてはならないものだと思っています。
お味噌汁を味わいながら、わが子にはそのような人間に育ってほしいなと思いました。後半の子供向けアクティビティですが、我が子は注目されたり緊張すると声が非常に小さくなってしまいます。
N様より
習ったことを家でも練習していき、少しずつ克服したいと思います。
アドバイスがあればお願いいたします。
講師の方の説明が子供にとってわかりやすく五感を通して出汁の事を親子で学ぶ事ができる非常に良い講座でした。
T様より
最後に皆で作ったお味噌汁と出汁で使用した昆布や鰹節を再利用した佃煮まで試食する機会があり、改めて日本食の奥深さを実感させて頂きました。
最後にお知らせ
私自身、今回の講座を通してお出汁の魅力を実感しました。
美味しいし、胃も心も優しく満たしてくれる。
お出汁にはそんな作用があると思います。
私たちは日常をこなすことで精一杯でなかなか手間暇かけることは難しいかもしれません。
しかし疲れた時こそ、ほっと一息つきたい日ほど、お出汁の力に頼ってみてはいかがでしょうか。
今回大変ご好評いただいたこともあり、夏頃に2回目開催も検討しております。
現時点で前向きに参加検討をいただいている方は、その旨を問い合わせフォームや公式LINE、メール等よりお知らせください。
今夏、行動観察講座を開講します
先述のとおり、アイリス幼児教育では、松野先生とあやによる…
子役のように内面からキラリと輝く子になる!
行動観察講座
を開講いたします。
詳細はこちらの記事にてご確認ください。
アイリス幼児教育では、公式LINEご登録いただいた方に優先的に講座やイベントのご案内をお送りしております。
この機会にぜひ「友だち追加」いただけたら嬉しいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。