アイリス幼児教育代表/非認知能力育成トレーナーのあやです。
子育てしていると「育児は育自」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんね。
この「育児は育自」の意味は、子育てを通じて親自身も成長することを指しています。
親としての役割を子育てを通じて果たす中で、自己成長や学びが自然に促されるからです。
そこで今回は「育児は育自」と言われる理由をお話します。
「育児は育自」と言われる理由
早速ですが、「育児は育自」と言われる具体的な理由を5つ見ていきましょう。
親としての成長
私たちは育児を通じて、親として今まで自分が経験したことのないような様々な新しい経験を積み、親としての経験値が自然と上がっていきます。
つまりそれは、子供の成長に合わせて自分も親として、人として成長していくということです。
子供が乳児から幼児へ、そして子から大人へと、人生の階段を上がっていくたびに親として葛藤や学びながら適応し徐々に対応方法を学んでいきます。
自己反省と自己改善
子どもとはいえ、別人格を持つ自分とは異なる人間との共同生活には様々なことが待ち受けています。
栄養バランスの取れた食事を用意しても子供が好き嫌いを言って食べてくれない、楽しみにしていた遊園地に行く日になっても、子供が急に気分が変わり家にいたいと言い出したり…それはもう一緒に生活していたら色々ありますよね。
そんな子どもとの関わりを通じて、私たち親は、自分の感情や行動を振り返る機会が自ずと増えます。
そして親として柔軟性や忍耐力を学び、子供と一緒に成長することができます。
感情のコントロール
親が使ったおもちゃを一緒に片付けようと提案しても、子供が遊び続けたがり、全く片付けに協力せずについイライライライラ…という経験はありませんか?
これはあくまで一例ですが、子供との生活は思い通りにならないことが多く、親はストレスやフラストレーションに対処する力を鍛える必要がどうしても出てきます。
毎回キレていてはこちらの身も心も持ちませんから、自ずと感情のコントロールやストレス管理が上手くなっていきます。
そのためにも、自分が好きなもの、1つでも何か趣味や没頭できるものが私たちにも必要です。
共感と理解
親は子の心を理解しようと努めます。
そして子供の気持ちや立場に立って考えることで、共感力や理解力が高まります。
親が子供の気持ちを理解し、共感することで、子供との信頼関係が深まり、親自身の人間関係スキルも向上します。
もしかしたら育児休暇から復帰後「なんだか性格が丸くなった」と周囲から言われる人もいるかもしれんね。
教育と学び
親は子供に様々なことを教える立場にあります。
そしてその過程で自分も新しい知識やスキルを学びます。
これは私自身の例で恐縮ですが、我が子が好きな世界をより広げられたらいいなという些細なことがきっかけで、私自身がその世界のことについて勉強する時間が増えました。
子供の質問に答えるために調べたり、新しい教育方法を学んだりすることが、親の成長に繋がることを日々実感しています。
最後に
「育児は育自」という考え方は、親が子育てを通じて自己成長を遂げることを表していることをお話ししてきました。
親としての役割を果たす中で、親自身が新しい知識やスキルを身につけ、感情のコントロールや共感力を高めていくことは、私たちの人生をより豊かなものにしてくれることでもあります。
時にはうまくいかない、思ったようにできない日があるかもしれませんが、辛い今が延々と続くことはなく、子育てにもいつか終わりがやってきます。
その「いつか」がいつやってきても後悔しないように、日々過ごしていけたらいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。