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小学校受験のモチベを保つ3つのステップ

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こんにちは、アイリス幼児教育のあやです。

今回の記事では、無料メルマガ読者の方からいただいたご質問にお答えします。

ご質問の内容は…

毎日のペーパーを子どもが嫌がるようになり、どうやってモチベーションを上げたらいいのか悩んでいます。あやさんのお子さんは、小学校受験のモチベーションをどのように保っていったのか、もしよかったら教えてください。

小学校受験7日間無料講座読者のK様より

小学校受験に限らず、小学校入学後の普段の家庭学習においても当てはまる話ですので、ぜひ最後までご覧ください…ということで、さっそくまいりましょう。

家庭学習の最適解を見つけるのは難しい

まず最初にお話ししておきたいのは、家庭で保護者の方がお子さんに教える、勉強させるのはとても難しいということです。

理由は、ご家庭という場所そのものが、お子さんにとって「自分らしくいることが許される唯一の場」だから。

遊びたいおもちゃもある、見たい番組がある、読みたい絵本がある、遊んでくれる親兄弟等がいる。

そのような環境において幼児さんが「よし、しぼうこうに はいるために べんきょうするぞ!」と自らやる気を奮い立たることはほとんどありません。

自分の幼児期を思い返してみればわかることですよね。

そして私自身も、今でこそあまり心乱すことなく日々の家庭学習に伴走できていますが、そこにたどり着くまでには当然色々ありましたし、言い過ぎて「またやっちゃった…」と自己嫌悪も当たり前な日々を過ごしていました。

だからこそ、どうしたらこの辛い状況から抜けられるんだ? と試行錯誤しまくって今があります。

例えば「とにかく褒め褒め持ち上げ作戦」。

これは息子には有効でしたが、娘は「ママは勉強させたいからそう言ってるだけ」と見破られ、全く効きませんでした。

他にも「ご褒美シール作戦」もやりましたね。

ただシール作戦は息子も娘もシールがなくなったらやらなくなってしまい、我が家はシールで習慣化させるところまで持っていくことはできませんでした。

あれこれやりつつ、さらに紆余曲折あり、たどり着いたのが今の方法です。

その方法…というか、根本的な思考は…

当事者意識を持たせる

何事においても言えることですが、人は自分にとって必要なものであると心の底から思えないことに対してやる気を奮い立たせることは困難です。

ですから、

「自分には今、学ぶことが必要なんだと理解させる」

ことがとっても大切です。

たかだか生まれて数年の幼児にそんなことできるのか? と思われるかもしれませんが、可能です。

それに私たち大人だって同じですよね?

自分がやりたくもない仕事を、上司に「やれ」と指示されてやらざるを得ないなんてシーンはあるあるです。

正直な話、やりたくもない仕事だけど上司に言われて仕方がないから怒られない程度にこなす…これでは結果が出なくて当然です。

子どもはさらに心がピュアですからね。

やりたいことなら延々とやり続けることができるけど、やりたくないものは一切合切やらない、そういう生き物です。

ただ、だからこそ、幼児期の子どもに私がどうやって学ぶ必要性を理解してもらったのか。

今日はそれを3つのステップに分けて具体的にお話しします。

幼児が学ぶ必要性を理解する具体的なステップ

まず相手は子どもです。

いきなり大人の理屈で「〜だから、あなたは今、一生懸命に勉強必要がある。それは将来的にきっと役に立つはずだから」なんて話しても子どもの心には全く響きません。

私自身は我が子に対してこの3つのステップを用意しました。

Step1 何事にも前向きに取り組めるよう導く

遊びでも勉強でも、前向きな気持ちでやるのか後ろ向きな気持ちでやらされるのか、当然取り組み方で結果は変わってきます。

私が言うまでもなく、前向きな気持ちで取り組んだものの方が良い方向にいき、得られるものが大きくなる可能性も高まります。

だからこそ、子どもが何かに集中して取り組んでいるときには、

「真剣に取り組めること自体が素敵だね」
「夢中になれることを見つけるのが上手なんだね」

と、肯定してあげてほしいです。

逆に苦手なことを頑張っている最中なのであればなおさら

「どんなことにも前向きに頑張れるのはあなたの魅力の1つだよ」

なんていう声かけでもいいと思います。

小学校3年生ぐらいまでの子どもは、素直でメタ認知力(自分を客観的に見る力)がまだ弱いので、親から発せられた言葉の通りに

「自分は◯◯な人間なんだ」

と自分自身に刷り込んでいき、そのように育っていきます。

例えば、

「あなたには何事も一生懸命取り組む力がある」

と言えば、お子さんはそれを素直に受け入れ、自分は「何事も一生懸命取り組む力がある」と信じてそのような行動をするようになります。

逆に「あなたは本当に飽きっぽいんだから〜」

と伝えていたら、お子さん自身も「自分は飽きっぽい人間だから仕方がない」というレッテルを貼り、実際どんどん飽きっぽくなっていきます。

ここまで読んですでにお気づきかもしれませんが、親からの評価=洗脳のようなものです。

良いイメージで洗脳するのか、悪いイメージで洗脳するのか。

どちらが良いかは一目瞭然です。

それだけ私たち親からの言葉は、子どもにとって影響が大きいものです。

だからこそ、子どもが何かに取り組んでいるときには、私たち大人が意図的に良い面をクローズアップして具体的にそれを伝えてあげましょう。

ちなみに私も子どもを褒める声かけのバリエーションはたくさん用意しています。

時には、「物事に真剣に取り組んでいる時の目がとっても素敵だよね!」と能力関係なしに本人を肯定する言葉から「毎日漢字の学習を頑張ってるから、こんなに読み書きができるようになったんだね」という取り組み方に対しての褒め言葉まで多種多様です。

お子さんがマイナス思考気味な場合は

お子さんの状態によっては、親が何を言っても「どうせ〜なんて」と卑屈になっていて乗ってこない、何事にもやる気を見せない…そんな場合には、この言葉をプレゼントしてみましょう。

「あなたならできる、なんでもできる。だから大丈夫」

と。

お子さんが前向きになれない時は、それなりの原因があります。

親と言っても子どもの心のうち全てを知ることは不可能です。

ですから、お子さんが安心できる言葉とともにぎゅっと抱きしめ、何度でも「大丈夫」だと伝えてあげましょう。

ママとパパはどんな自分でも大丈夫だと受け入れ、包んでくれる。

その気持ちが傷付いた小さな心を癒し、また立ち上がる勇気に繋がります。

Step2 挑戦のステージを用意する

幼児期の挑戦のステージと言えば、検定などをイメージされるかもしれませんが、何もそれに限った話ではありません。

幼児さんの場合は、縄跳び、ボールつき、ボール投げ、自転車や鉄棒などが日常的に取り組みやすい挑戦の形です。

またお子さんによっては学習に関心を寄せる場合もあるでしょう。

私の子育てを振り返ってみますと、娘の場合は、挑戦のステージが通っていたお教室だと思っています。

と言うのも、お教室に通うようになってから「自分よりもできるお子さん」にたくさん出会うことになったからです。

当然、できるお子さん達は先生方からも褒められる機会が多いのに対し、自分は普通。

授業後の評価表も全て高評価というわけにはならない現実。

日常的に園から受ける評価とは全く異なる世界に入り、本人なりに思う部分はあったと思います。

そもそも、通い始めた時は、入口でわぁわぁ泣いてしまいスムーズに母子分離できなかったぐらいですから。

しかし、Step1に書いた方法で心は育てていたという自負は私の中にありました。

ですから、

  • できないことを起こらない
  • 授業をやり終えたことだけで素晴らしい
  • あなたならできる
  • あなたなら乗り越えらえるから大丈夫

そう励まし続けた結果、いつからか泣くこともなくなり、むしろお教室のお友達と学ぶことを楽しみにするようになっていったんです。

そしてお教室という挑戦の場にも慣れてきて、ある程度できることが増えてきたところで次のStep3に進みました。

Step3 目標を決め、達成まで伴走する

Step3は、本人にとって少し上の目標を定め、目標達成まで伴走する、です。

娘にとってはそれが小学校受験でした。

園児時代の娘は、お友達はいるものの、そこまで親密な関係を築くことなく、どちらかと言えば1人でせっせと工作に励んでいた娘。

そのせいか「〜ちゃんと同じ学校に行きたい」ということはありませんでした。

さらに言えば、小学校受験について話した際、「実は小学校は自分で行きたい学校を選ぶことができる」と伝えた時も嬉々としていました。

ちなみにそのときに伝えた選択肢は3つ。

  1. 学区内の小学校
  2. 電車に乗って通う女子だけの小学校
  3. 電車に乗って通う共学の小学校

さらに、こう付け加えました。

「2番の女子校も3番の共学校も、今通っているお教室でのお勉強などを頑張り、テストを受けて合格した子だけしか通えないけど、せっかくだからチャレンジしてみない?合格をいただいた学校の中から、本当にあなたが行きたいと思った学校を自分で選べばいいと思う」

元々勝負好きな性格でもあるので、受験に関しても勝負の1つとして前向きに挑めたのだと思います。

また最近娘に受験に関してどうしてやる気になったのかを聞いたのですが、「やればできるって知ってたから頑張れた!」と話していたのが印象的です。

これはStep1で試行錯誤しながらも心を育ててきたことの効果を感じた瞬間でもありました。

最後に

今、お話しした3つのステップがどのお子さんにも当てはまるとは思っていません。

ただ「自分ならできる」「自分なら大丈夫」「どのような自分でも受け入れてくれる人がいる」という自己肯定感と自己効力感は幼児期からの声かけで養うことができる面もあります。

お母さんやお父さんができると言うんだからきっと大丈夫! お子さんが心からそう思える機会を増やし、未知のことに挑戦できる心の土台を作っていただけたらと思います。

一見、根拠のない自信に思われてしまうかもしれませんが、この自信こそが挑戦の回数増に繋がり、回数増により成功率が高まり、そして自分自身を信頼できる力になるのだと感じています。

今回のお話が何かの参考になれば幸いです。

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詳細は以下の記事をご覧いただき、多くのお子さんに体験いただきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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