こんにちは。アイリス幼児教育のあやです。
今回は、私自身とっても聞かれることの多い質問の1つ、お子さんへの声かけにについてのお話をしていきます。
さてあなたは、親としては応援のつもりで「頑張ってね」と言ったのに「うるさい」と言われてしまう。
または「もう頑張ってるもん!」とかえって機嫌を損ねてしまう。
そんな経験はありませんか?
親としては、子どもためを思って言ってるはずなのに、イマイチその真意が伝わらないことは正直よくあることです。
なぜそのようなすれ違いが起きてしまうのでしょうか。
子はいつだって親に認めてもらいたい生き物
理由は簡単です。
子どもはいつだって親に認めてもらいたい生き物ですから。
保護者の方からの「頑張ってね」の裏側には、「頑張りが足りてない」というメッセージが込められている場合もあります。
これは、「頑張ってね」と伝えることになった状況や声のトーンも関係してきます。
お子さんは感覚が敏感ですから、
なんかイライラしてるんだな
怒られているんだな
責められているんだな
という微妙なトーンを感じ取ってしまうんです。
私たち親だって仕事や家事でかなり疲れてて、それでもやらなきゃいけないことがあった場合に「頑張ってね」って家族に言われたら…ちょっと嫌だなって思いませんか。
もう十分頑張ってる!
これ以上要求するなら、むしろそっちがやってくれ!
誰しもそんな風に感じたこと、あるのではないでしょうか。
大人も子どもも言われて嫌なことは一緒
実はこれ、子どもも同じです。
子どもは子どもの世界で、私たち親が見えていない場所でいつでも精一杯頑張っています。
先生の言うことを聞き、お友達を傷つけないように言葉を選び、時には自分のやりたいことを我慢してお友達に寄り添い、譲り合い…と、子どもの社会もなかなか大変なものです。
良い声かけは、寄り添う姿勢が感じられるもの
園にいる時間の子どもは、当然ながら園の予定や先生方に管理されています。
やりたいことをやりたいように、やりたいだけできているわけではないんですよね。
私たち大人から見たら、遊んでいるだけのように見えても、やはり自宅とは異なります。
お友達と遊ぶことによって得られる刺激
園の先生方からの指導によって得られる気付き
いずれも、子どもに与える影響は大きいはずです。
それに自宅であれば、ありのままの自分でいることが許されますが、園内で安心安全に過ごすためには子どもなりの配慮が求められます。
ですから、私たちは我が子に対して「頑張ろう」よりも「毎日よく頑張ってるよね」と寄り添う姿勢を示してあげましょう。
どんな正論も立派なお話も、お子さんが聞く耳を持っている時に話さなければ無意味です。
そして、パパもママも自分をわかってくれてるんだ、受け止めてくれるんだという安心感が親子の信頼関係に繋がり、子どもの能力を最大限引き出すトリガーとなっていきます。