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合格ポイント解説!精神年齢が高い子どもが小学校受験に強い理由

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アイリス幼児教育の代表かつ非認知能力育成トレーナーのあやです。

アイリスの行動観察講座の講師である、たか先生とお話ししていた際、小学校受験に何校も合格するようなお子さんは皆、精神年齢が高いという見解で一致しました。

今回の記事では精神年齢が高い子がなぜ小学校受験に強いのかというお話と家庭でできる対策を具体的にご紹介します。

精神年齢が高い子に見られる特性

早速ですが、小学校受験に合格する子どもの条件として「精神年齢の高さ」が挙げられる理由についてピックアップしていきます。

自制心と集中力がある

精神年齢が高い子どもは、自制心や集中力が優れています。
小学校受験では、長時間にわたる試験や面接に集中し続ける力が求められます。
自制心がある子どもは、お友達からのちょっかいや余計な声かけという誘惑に負けずに試験に取り組み、集中力を維持できるため、安定した結果を出しやすいと言えます。

社会性と協調性が育っている

精神年齢が高い子どもは、他者との関わり方や協力する力が発達しています。
小学校受験ではグループ活動や面接での評価が重要です。
社会性や協調性が高い子どもは、周囲の状況をよく見て自分が何をすべきかを判断し、他の子どもたちと円滑にコミュニケーションを取ることができます。
協力して課題解決に向けて行動することができるため、テスターの先生方から見ても良い印象となることが多いのが特徴です。

問題解決能力が高い

精神年齢が高い子どもは、問題解決能力が高く困難な状況でも冷静に対処できます。
試験項目の中では、いくら過去問等で対策をしていても予期しない質問や課題が出されることがあります。
精神年齢が高い子どもは焦らずに考え、自分の意見を論理的に話し、表現することができます。
このような能力は面接や行動観察での高評価をいただけるポイントとなります。

自主性と責任感が発達している

精神年齢が高い子どもは、自主性や責任感がしっかりと身についています。
受験勉強や準備に対しても志望校合格のために…と、幼いながらに自分から積極的に取り組む姿勢を持っているため、認知能力面でも他の子どもと差をつけることができます。
また自己管理能力が高い傾向にあるため、試験当日も落ち着いて行動することができます。

感情のコントロールが上手

精神年齢が高い子どもは、感情のコントロールが上手です。
考査や面接では、子どもにとって快適な状態というよりは緊張や不安を感じる場面が多いものです。
しかし精神年齢が高い子どもは、そのような感情をうまくコントロールし、冷静に対応することができます。
これにより、考査の中で安定したパフォーマンスを発揮できるのです。

コミュニケーション能力が高い

精神年齢が高い子どもは、適切な言葉遣いや礼儀作法を身につけていることが多くコミュニケーション能力も高い子が多いです。
面接では面接官との対話が重要視されますが、質問に対して適切に答えるだけでなく、(暗記したものとは別に)自分の意見をしっかりと伝えることができます。

いかがでしたか?
あなたがテスターの先生や面接官だった場合、「こんな子がいたら合格間違いなし!」とある意味納得できたのではないでしょうか。

このように、精神年齢が高い子どもは小学校受験において有利になることが多いのは確かです。

次は、精神年齢の高さを家庭でどのように養っていったらいいのかについて見ていきましょう。
精神年齢を高めるためには日常生活の中での様々な経験や親のサポートが重要です。

親が子どもの成長を見守り適切なコミュニケーションを取りアドバイスを与えることで、子どもは精神的に成長していきます。

精神年齢を高める親の関わり方を知ろう

精神年齢が高い子どもを育てるためには、親の関わり方が非常に重要です。
以下に、親がどのように関わるべきかを具体的に示します。

1. 自立心を育てよう

自立心を育むための具体的な関わり方

  • 小さな選択肢を与える
    日常の中で子どもに選択肢を与え、自分で決定する経験を積むようにしましょう。
    例えば、洋服を選んでもらう、遊びの時間を決める等できることはたくさんあります。
  • 責任を持たせる
    家庭内でのお手伝いやペットの世話などを任せることで、責任感を育てます。

2. コミュニケーションを大切にする

コミュニケーションを深めるための関わり方

  • 子どもの話をよく聞く
    子どもが話す内容に耳を傾け共感を示すことで、子どもは自分の意見や感情を表現しやすくなります。
  • 感情を言葉で表現することを促す
    子どもが何かを感じたとき、その感情を言葉で表現する練習をしましょう。
    「悲しい」「楽しい」等、具体的な感情を言葉にすることで自己理解が深まります。

3. 感情のコントロールを教える

感情のコントロールを教える関わり方

  • 落ち着く方法を教える
    深呼吸や心を落ち着けるために頭の中で数を数えるなど、子どもが感情をコントロールするための具体的な方法を教えます。
    呼吸を整えることで感情がなかなか収まらない場合は、シャツの裾を抑える、親子で手を繋ぐなど呼吸以外の対処法と組み合わせることも有効です。
  • 感情を認める
    子どもが感じた感情を否定せずに受け入れ、どのように対処すれば良いかを一緒に考えます。

4. 問題解決能力を育てる

問題解決能力を高めるための関わり方

  • 自分で考える習慣を作る
    子どもが困ったときには、すぐに解決策を与えるのではなく、自分で考える時間を持たせるようにしましょう。
    その際は「どうしたらいいと思う?」と問いかけるようにし、子どもが自ら考える習慣を身につけるサポートが重要です。
  • 成功体験を積む
    小さな目標を設定し達成する経験を積む機会を作るようにしましょう。
    成功体験は自信を育て次の問題解決への意欲を高めます。

5. 社会性を伸ばす

社会性を育むための関わり方

  • 他者との交流を促す
    友達や家族との交流を大切にし、他者との関わり方を学ぶ機会を多く持つようにしましょう。
    遊びの中でルールを守ることや順番を待つことを通じて社会的なルールやマナーを体得していくことができます。
  • 役割を持たせる
    小学校受験対策とは異なるグループ活動やクラブ活動に参加するのも一つの手です。
    集団で何かをする経験を通して、他者との協力することの重要性やリーダーシップ(他者がしていることを見るだけでもOK)とは何かを学ぶきっかけとなります。

6. 自己表現の場を提供する

自己表現を促すための関わり方

  • クリエイティブな活動を推奨
    絵を描く、物語を作る、絵本の続きを考える等で、自分の考えや感情を表現する力を育てます。
  • 発表の場を設ける
    園内でこのような取り組みをしているところもありますが、家庭内でも「今日の出来事を話す時間」を設けてみてはいかがでしょうか。
    親にとっても子どもにとっても、リラックスしながら自己表現の練習機会を増やすことができます。

7. 親自身が良い手本となる

親が手本となるための関わり方

  • 模範を示す
    親自身が感情的になりすぎず、冷静に感情をコントロールする姿を見せること、そして、他者と協力し、問題を解決する姿を見せることを通じて子どもは、自然と学ぶ機会を得ていきます。
  • 自己改善を見せる
    親が自分の成長や学びに対して前向きな姿勢を見せることで、子どもも自然と学ぶことの大切さを理解します。
    家庭内ではどのように過ごしていらっしゃいますか?
    ご自身が学ぶ姿を見せていますか?
    改めて自己を振り返り、ぜひ我が子の手本となるような行動を心がけましょう。

8. 失敗を恐れない環境を作る

失敗から学ばせるための関わり方

  • 失敗を認める
    子どもが失敗したときに叱るのではなく、失敗を受け入れ、その経験から何を学んだかを一緒に考えるようにしましょう。
    全ては「経験」にすぎません。
    失敗は成功までの過程に必ず通るべきものであり、大切なのは失敗した後の行動です。
    そのことをよく伝え、失敗は怖いことではなく成功に近づくことだと伝えてあげてほしいと思います。
  • 挑戦を奨励する
    新しいことに挑戦する姿勢を応援し、失敗しても再挑戦することの大切さを教えてあげてください。
    本当の失敗とは「やらない」ことです。
    ですから、できるかできないかよりも大切なのはやるかやらないか。
    どちらかを選ぶ必要が出てきたときに、「やる」を選べる子に育ててあげましょう。

最後に

ここまで精神年齢の高い子の特性とご家庭でできることについてお話ししてきました。

これらの関わり方を通じて子どもの精神年齢を高め、小学校受験においても強い子どもに育てることができますが、何事も一朝一夕にはいきません。

思ったようにならないこと、理想通りにできないことが多々あります。
そのような状況が続いた際に試されているのは、子どもではなく親の方です。

どのようなことがあっても、親として子どもの成長を支え、共に学びながら進む姿勢を見せることが、子どもの非認知能力の発達にとって非常に重要となってきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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