子どもが思い通りに動いてくれない。
何度言っても同じ失敗を繰り返す。
「どうしてわかってくれないの?」と、心の中で叫びたくなる瞬間、ありませんか?
でも、そこで一度立ち止まってみてほしいんです。
もしかしたら私たち親は、子どもを“育てよう”とするあまり、無意識にコントロールしようとしていないかどうかを。
子育てはコントロールではない
子どもは親の所有物ではありません。
もちろん、幼い頃はサポートが必要ですが、本来、自分自身の力で育つ存在です。
それなのに、
- こうなってほしい
- こんなふうに行動してほしい
- 失敗させたくない
そんな思いが強くなりすぎると、知らず知らずのうちに、
子どもの自由や成長のプロセスをコントロールしようとしてしまうことがあります。
コントロールすると、何が起きる?
(良かれと思って)子どもをコントロールしていると、最初は悪かった状況が一転し、うまくいったように見えるかもしれません。
でも、だんだんと…
- 子どもが自分で考えなくなる
- 親の顔色をうかがうようになる
- 「やらされ感」から反発や無気力が生まれる
そんな負の循環が始まってしまうこともあります。
これは、親も子どももつらいですよね。
サポートとは、信じて任せること
サポートとは、「助けること」ではありません。
本当のサポートは、
子ども自身が持っている成長する力を信じて、必要なときにそっと支えること。
例えば、
- 失敗しても大丈夫な環境を作る
- 試行錯誤する時間を見守る
- 相談されたときにだけ助言する
- 子どもの選択を尊重する
こうした姿勢が、子どもの自己肯定感と主体性を育てます。
サポート型子育てのメリット
サポート型に切り替えると、
子どもは自分の力で考え、動き、選び、成長していくようになります。
そして親も、
- 「あれもこれも管理しなきゃ」というプレッシャーから解放され、
- 「この子なら大丈夫」という信頼と余裕を持てるようになります。
親子の心の距離も、ぐっとあたたかく、自然なものになるのです。
今日のまとめ

子育ては、コントロールではない。
子どもには、自分のペースで、転びながら、迷いながら、育つ力があります。
私たち親ができるのは、そのそばで、
- 笑顔で見守り
- 必要なときだけ手を差し伸べ
- どんなときも信じ続けること
「ちゃんと育てなきゃ」と力を入れるよりも、
「この子には育つ力がある」と信じて、そっと寄り添っていきませんか?
そのほうが、きっと親も子どももずっと楽に、そして幸せに過ごせるはずです。